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女性更年期の無気力な症状とは？
女性更年期は、閉経の前後に起こる心身の様々な部分に無気力や不調を感じる症状で、長い方では10年以上にもわたって悩まされる方がいます。
原因は閉経に向かって女性ホルモンの量が急激に減少していくことと、閉経して女性ホルモンのバランスが急激に変化すること、そしてそれに体が追い付いていかない無気力が原因になります。
体のだるさが持続的に続き、何をするにも億劫、無気力といった状態が続きます。
これらの無気力症状は、他の人からはなまけていると思われることもあるので、精神的にどんどん追い詰められ悪循環に陥ることが多いのです。
更年期障害により体のさまざまな不快な症状についてはある程度、家族や周囲の人に理解してもらえますが、メンタル面での不調については自分でもコントロールがきかないこともあって、無気力はなかなか理解を得難いようです。
女性ホルモンの急激な変化がやる気を失わせ
無気力となる
女性更年期の特徴として、ほてりやのぼせ、頭痛やめまい、倦怠感といった体の不調だけでなく、無気力やイライラ、集中力の低下や気分の落ち込みなど、精神面にも影響がでることが挙げられます。
無気力というのはどういう状態かというと、何をするにも億劫になり、やる気が出ない状態や頑張りが利かない状態をいいます。
特に女性更年期の無気力の大きな特徴は、これまでは頑張って取り組んできたことや、一生懸命できたこと、楽しみだったことすらやる気を失うという点です。
ちゃんと寝ているのに、朝起きても目覚めがスッキリしない、天気が良くて青空なのに、気分が落ち込んで、滅入ってしまい、外出する気になれず、何をするのもおっくうで憂鬱になるといった無気力な症状が頻繁に出る場合は要注意です。
興味があったことにも意欲がなくなり無気力になる
また、これまでやる気や意欲があったことにも興味がなくなたったり、気分が乗らないというのが特徴です。
仕事をしている方なら会社に行くたくない、仕事が楽しくないと感じたり、いざ仕事をしてもやたらと時間がかかり思うように進まなくなります。
自分では気づかなくても、周りの人から最近様子がおかしいとか、効率が悪いと指摘されたり、ミスが多いと指摘を受けたら、女性更年期特有の無気力状態に陥っている可能性があります。
家庭の主婦の場合も同様で、朝からずっとだるく何もする気が起きず、家事もやる気がなくなり無気力状態になります。
中には体も心も思うようにならず、1日中寝て過ごし、洗濯も掃除も家族の食事作りもできなくなる無気力な方さえいるほどです。
頑張ろうと思ってもできずにイライラしたり、自分がダメな人間だと落ち込むことも多くなり、家族からも怠けている等と指摘されて、いっそう無気力の症状が悪化する場合もあります。
無気力は、更年期特有の症状だから、時期が過ぎれば改善されるだろうと思っていても、更年期は閉経前後5年間、合わせて10年間も長い期間になりますから、このような無気力症状が長く続くのはとてもつらいことです。
趣味に打ち込んだり、外に出て気分転換したり、お友達との会話を楽しんだり、上手に気分転換を図ることで自然に無気力な症状が改善される場合もあります。
無気力を改善し、更年期を明るく乗り切るには、体内でのエストロゲンの分泌を増やすことが重要です。
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