男性更年期と頭痛

男性更年期が原因で起こる頭痛について

頭痛を繰り返す慢性頭痛には、痛む場所や症状で4つの種類に分けることができます。片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛・薬の使いすぎによる原因が異なる頭痛です。
また、男性で若いときから緊張型頭痛や片頭痛があった場合は、40歳を過ぎる更年期になると痛みが酷くなったり、痛みが長引いたりします。

今や、男性更年期は４０代から始まるものという認識が、ほぼ世間一般にも広まりつつあります。
この年代は会社では責任ある地位を任されたり、あるいはリストラの対象になるなど、さまざまなストレスを抱え込んでしまう事が多いのです。
家庭においても、子供の養育に最もお金がかかり、受験などで家の中がピリピリしたムードになるなど、気の休まる暇がないという方も多いのではないでしょうか。

そのため、頭痛や肩こり、腰痛といった症状がでてきても、たいていの人はそれが年齢を重ねて体力が衰えてきたせいだと判断し、まさか男性更年期が原因の頭痛であるとは思いもしないのが普通です。
けれども、長引く頭痛に悩まされるとイライラもしますし、不安にもなります。

頭痛薬などで一時的におさまるかもしれませんが、男性ホルモンの減少が原因で自律神経に乱れが生じるために起こる男性更年期の不快な頭痛の症状は、対処療法ではなかなか良くならないものです。

日本人の3～4人に1人（約3000万人）が「頭痛持ち」だそうです。そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が片頭痛、1万人が群発頭痛といわれています。
クモ膜下出血・脳腫瘍による頭痛は、毎年3万人に発生するようです。

テストステロンの減少が原因の頭痛も多い

頭痛はホルモンの分泌量の変動と関係があるといわれ、男性更年期の男性ホルモンのテストステロンの減少も1つの要因となっています。
特に日本人の場合は仕事関係や家庭関係によるストレス、また人間関係の悩みなどが、更年期頭痛の引き金になる場合が多いと言われています。

男性更年期の頭痛を引き起こす主な原因は、男性ホルモンのテストステロンの減少にありますが、このホルモン分泌量が減少していくと、頭痛やその他のさまざまな症状が現れることになります。
ただ、頭痛や肩こり、腰痛といった症状は、デスクワークや仕事の内容によっても起こるものと考えてしまいがちなため、男性更年期の頭痛が原因とはなかなか結びつかないことが大半です。

けれども、男性ホルモンの減少が原因で起こる頭痛は、デスクワークが長引いたときに起こりがちなズキズキした痛みというよりは、締め付けられているかのような、そんな強烈な頭痛を感じることが多いと言われています。

これまで自分が思っていた頭痛とは違う痛み方だと感じたら、それは更年期によるホルモン分泌量の減少が原因で起こっていると疑いを持った方がよいかもしれません。

ホルモンの量が減少しているかどうかは、医療機関で簡単に調べられますから、それによって締め付けられるような頭痛への対処方法もとることができます。

男性更年期検査では、遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満なら男性ホルモンが低いと判断し、8.5pg/ml以上から11.8pg/ml未満の男性を男性ホルモンが低下傾向にあると判断され男性更年期の頭痛にも注意が必要です。

男性更年期障害の頭痛症状は、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を増やし、適度な運動をすることで改善されます。

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