変形性関節症


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変形性関節症について


変形性関節症は、関節の老化現象や使いすぎなどで、関節の表面がすりへって痛みや運動障害をおこす病気です。

変形性関節症なりやすい膝関節、股関節や指関節

原因により、
一次性変形性関節症と二次性変形性関節症に分けられます。
前者は、老化現象のような特別な原因がなしに、中年以後、更年期に多発するものであり、後者は青年期も発症するもので、
化膿性関節炎、骨折、脱臼などを経過した後に、これらが治りきらないところに無理な力が加わっておこるものです。
いずれの場合も、変形性関節症にかかりやすい
関節は、体重がかかり、酷使される膝関節、股関節や指関節です。

膝関節では、階段を降りる時には体重の7倍の力が加わり、股関節では立っていると体重の4~5倍の力が加わるとされています。
そこで、中年以上のふとった人の膝や股関節、力士の膝や腰椎、ピアニストやタイピストの指、野球選手の肘などがかかりやすいわけです。

膝関節の変形性関節症はもっとも多くみられるものです。

初期には座った姿勢から立ち上がったときや、歩き始めに痛みます。
この痛みは歩行に慣れると消え、疲れると再発し、休むと消えます。
病気が進むと階段を下りるときに痛みが増し、膝がはれて水がたまるようになります。
そして、膝を完全にのばしたり、曲げたりすることが制限されて痛みを伴うようになり、運動中にゴリゴリした音を聞くようになります。さらに進むと
O脚やX脚といった変形を生じ、痛みのため歩行が困難になります。

若い年齢で発病する股関節の変形性関節症

股関節の変形性関節症は、日本では圧倒的に女性に多い先天性股関節脱臼の後に発生する二次性変形性関節症が大部分なので、女性に多く、変形性膝関節症より若い年齢で発病します。
長時間の歩行で痛みだし、股関節を開いたり、外へねじったりすると痛みを増します。
痛みは次第に悪化の一途をたどるのが特徴で、安静にしていても痛むようになります。

指関節の変形性関節症は、更年期の女性に多い

関節の変形性関節症は、指の一番先の関節や二番目の関節が変形性関節症になることが多く、痛みと腫脹と変形が特徴です。
一番先の関節の変形を
ヘバーデン結節といい、二番目の関節の変形をブシャール結節といいます。

親指のつけ根の関節も変形性関節症(変形性母指手根中手関節症)を起こしやすい関節です。
いずれもほとんどが更年期の女性に発生するものです。

この指の変形と痛みは、血液検査になんら変化がみられないもので、関節リウマチとは容易に区別されるものです。


奥アマゾンの先住民たちが伝承するキャッツクロー

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